blog_122 1. コスモス祭2019 2. 介護医療院「抑制ゼロ」 3.「おつる茶屋」はじめました
今月号の目次
コスモス祭2019が開催されました。
9月14・15日にコスモス祭が開催されました。1日目は、ボランティアによる演目が各病棟ロビーで行われ、演奏に合わせて口ずさむ患者さまの姿や笑顔が印象的でした。2日目は各部署から16屋台が出店、併せてつる寿司さま・にこにこパン工房さまにも出店のご協力をいただき新しい風が吹き込まれました。
ご家族からは「父の笑顔が見れてよかった。」「毎年楽しみにしています。」等のお言葉をいただき、コスモス祭の意義を改めて実感いたしました。ご参加いただきました皆さま、準備及び当日の運営にご尽力いただいた実行委員・ボランティアの皆さま、他多くの方々に感謝申し上げます 。
コスモス祭実行委員長 リハビリテーション部 上野 小百合(写真前列右)
患者さま・ご家族と鶴のまきちゃん記念撮影
コスモス祭実行委員団結式
院長お気に入りのまきちゃんグッズ
介護医療院では抑制ゼロを実現しました。
介護保険では「手指の機能を制限するミトン」を含め、抑制の対象になる禁止行為が定められています。介護医療院では、ミトンの代わりの「手袋」を工夫して作り、入所者の方が点滴などのチューブを抜いたり、皮膚をかきむしらないように、頑張っています。抑制しないことで転倒や転落の可能性もありますが、皆さまのご理解とご協力をお願いいたします。
私たちは、入所者さまがその人らしい尊厳ある生活が送れるよう支援するため「自分の家族だったら?」と考えるようにしています。身体抑制については、以前は抑制となるミトンを使っていましたが「入所者さまに苦痛を与えたくない」という思いから、スタッフがミトンの代替えになる手袋を作成しました。また、それ以外の抑制も行っていません。
しかし、抑制をしないことで転倒・転落が増える可能性もありますので、入所者さま・ご家族さまのご理解とご協力をよろしくお願い致します。これからも入所者さまの笑顔が増えるよう、看護・介護の提供ができるよう努力して参ります。
鶴巻温泉病院介護医療院(4階東) 科長 青木 美穂
4階東 ミトン使用件数
院内デイケア「おつる茶屋」はじめました。
おつる茶屋は認知症ケアサポート委員会(DST)が作成した絵本「おつるさんがいく」のキャラクターから名付けました。おつるさんのように自分が好きだったことや昔よくやっていたことなどを提供し、その方らしく落ち着いて過ごしていただける空間を提供したいと思っています(畳の上でお茶を飲んだり、鏡台でお化粧をしたり、好きな音楽を聴いたりなど)。
おつる茶屋は毎週水曜日(午前9:30~11:30・午後15:00~17:00)に実施しています。認知症の患者さまが対象となっておりますが、ご家族やスタッフが一緒であればどなたでも参加していただけます。みなさんと楽しい時間を過ごしたいと思っていますので、ぜひおつる茶屋に足を運んでいただけたらと思います。
・認知症看護認定看護師 榎本 真紀 ・老人看護専門看護師 関 尚子
イラスト 作業療法士 清水 拓人
「おつる茶屋」
2019年10月21日
医療法人社団 三喜会 理事長 鶴巻温泉病院 鶴巻温泉病院介護医療院 院長 鈴木龍太
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