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鶴巻温泉病院 〒257-0001 神奈川県秦野市鶴巻北1-16-1 TEL 0463(78)1311

障がい者・難病リハビリ病棟スタッフコラム

障がい者・難病リハビリ病棟】の最新情報や取り組みをお伝えしています。

障がい者・難病リハビリ病棟の取り組みをお伝えします

障がい者・難病リハビリ病棟では、重度の障がい者や、進行期の難病、特に神経難病の患者さまに、医療・看護・介護・リハビリテーションを通して、多職種で、その人らしく生きるためのお手伝いをしています。在宅療養中の方には在宅サポート入院(レスパイト入院)をご利用いただいております。

障がい者・難病リハビリ病棟ホームページ
障がい者・難病リハビリ病棟ホームページ


医療ソーシャルワーカー「入院中の外出支援について」

2017.04.03

日頃、医療ソーシャルワーカーは、患者様・ご家族より入院中や退院後の不安や困っていることについて相談を受けています。入院は、自宅とは異なる環境での生活となるため、患者様・ご家族が安心してお過ごし頂くことや、入院中に希望することを可能な限り実現したいと思い関わっています。その中で、患者様・ご家族の希望の一つとして、入院中の外出の相談を受けることがあります。

例えばご家族より「長い入院になって外に連れて行ってあげられていない。楽しみを作ってあげたい」という声が聞かれます。

チーム医療

障がい者・難病リハビリ病棟は、医療行為(気管切開・経鼻経管栄養・吸引・呼吸器)や重度の介助を必要とする方が入院されているため、外出を計画する上で様々な準備が必要です。安全に外出して頂けるよう、患者様・ご家族の希望を伺いながら、多職種で連携して支援を行っています。


コミュニケーション支援「伝の心」

2017.03.13

障がい者・難病リハビリ病棟には、筋萎縮性側索硬化症(以下ALS)という全身の筋肉が動かし難くなり、話すことが出来なくなる難病の方が入院しています。ALSの患者様は体が動かし難くなりますが、脳の機能は障害されないため、物事を考えたりすることは可能です。その為、コミュニケーション支援が重要となります。

dennoshin02.JPG|患者様が手元のスイッチで伝の心を操作している様子
患者様が手元のスイッチで伝の心を操作している様子

安心してご利用頂くための取り組み「入院前訪問」

2017.01.31

患者さま・ご家族に安心してご利用頂くための取り組み

障がい者・難病リハビリ病棟では、在宅サポート入院(レスパイト入院)予定患者様に「入院前訪問」を実施しています。訪問時に伺うお話は、ご自宅での生活状況、動作能力や心身機能、ご家族の介護状況などです。

入院前訪問

薬剤科「医薬品としての栄養剤」

2016.12.17

今回は当院で取り扱っている医薬品としての栄養剤についてご紹介します。医師が必要と判断した場合に処方される栄養剤で、食品としての栄養剤とは違い保険が適応されます。栄養剤によっては何種類か味があるものもあります。

エンシュア・リキッド

  • 必要な栄養素がバランス良く含まれ、かつ脂肪分が十分に含まれた栄養剤です。
  • 牛乳たん白アレルギーを有する方は、牛乳由来成分を含んでいるため服用できません。
  • 缶に入っており飲みやすいです。経口・経管栄養どちらの方も摂取可能です。

エンシュア・リキッド

食べたい思いを叶える食事 ~ミキサー蕎麦の提供~

2016.10.31

 今回は、嚥下障害のある患者様の「食べたい思いを叶える食事」として、かき揚げ蕎麦を提供したお話をします。

ミキサー蕎麦 かきあげ

 患者様は飲み込みの機能に障害があり、きざみ食にとろみをつけた嚥下調整食(飲み込みやすい形に調整した食事)を召し上がっている方です。当初は蕎麦の種類を検討し、通常より長い時間ゆでることで麺を軟らかくして、とろみをつけた汁で提供しようと思いました。

 しかし蕎麦はうどんや素麺など他の麺に比べ、水分過剰になると短く切れてしまいます。またデンプン質は、ミキサーにかけるとべたつき、嚥下調整食には向きません。悩んだ末に、ミキサー食レシピ集にある「ミキサー蕎麦」を作ろうと考えました。

リハビリテーションの紹介(2)

2016.09.24

当病棟ではチームで患者様の目標を共有し、その人に合わせたリハビリテーションを提供することを心掛けています。今回は、その一部を紹介します。


作業療法

患者様一人ひとりの希望を聴取し、日常生活を送るための練習や環境の調整、患者様・ご家族が大切にされている活動(外出・外泊・調理・手芸など)を継続するための支援を行います。

自助具箸を作成

↑自助具箸を作成

「介助ではなく、自力でそばを食べたい」「もともと、箸を使って食事をするのが好きだったんだよね」と話される患者様と一緒に、試行錯誤しながら自助具箸を作成しました。その結果、お蕎麦をお一人で食べることができるようになりました。あきらめていた活動を支援することで、患者様の主体性を引き出すことができ、今後の生活を前向きに捉えることが可能となりました。

現在、この患者様は「自分で車いすを漕いでコーヒーを飲みに行きたいな」と話しており、次の目標に向かい練習中です。


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