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- 障がい者・難病リハビリ病棟スタッフコラム
- 2020年
リハビリテーション「生活の質の評価」
2020.02.20
当病棟では患者様の生活の質を評価するために、シーコール(Schedule for the Evaluation of Individual Quality of Life:SEIQoL )という評価を実施しています。
SEIQoLは世界各国で使われている生活の質の評価方法です。面接で個人の生活の質を決定する最も重要な5つの領域を聴取し、それぞれの領域の満足度(レベル)、重要性を評価します。患者様によって生活の中で大切にしている領域が異なるため、患者様が大切にしている領域を聴取し、患者様一人一人に合った支援を行うようにしています。
ある患者様の5つの領域
ナースコールの調整~安心して入院生活が送れるように~
2020.01.24
障がい者・難病リハビリ病棟には、病気の進行により、普通型ナースコール(図1)を押すことが難しくなる患者様が多く入院されています。作業療法士は患者様の状態に合わせてナースコールの検討・調整を行っています。
普通型のナースコールを押す事が難しい患者様には大きな押しボタンスイッチを設置しています。また、手足を動かすことが難しい患者様には息や声、触れることでナースコールを押すことができるマルチケアコール(図2)などを設置しています。患者様・ご家族様からは「こんなものがあるのね!」「自分で押せるナースコールがあると安心」といった感想を頂いています。
患者様・ご家族が安心して入院生活を送れるよう、今後も患者様の状態に合わせてナースコールの検討・調整を行っていきます。
図1:普通型ナースコール