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- 障がい者・難病リハビリ病棟スタッフコラム
- 2019年
お出かけ図書館 ~そうだ、旅に出よう~
当病棟には「お出かけ図書館」という名の図書コーナーがあります。患者様の外出のきっかけになればと思い、普通の観光雑誌だけではなく、車椅子で行けるバリアフリーの温泉旅行の本を並べています。
ロビーの一角に設置しており、時折患者様だけではなく面会にいらっしゃったご家族も読んでいる場面を見かけます。ご家族からは「こんな本があるなんて知らなかった。今度一緒に出掛けてみようかな」とのこと。
長く入院している患者様は外出することを諦めてしまう方も大勢います。最近はバリアフリーで行ける旅行も増えているので、この図書コーナーをきっかけに患者様の外出を支援していきたいと思います。
[お出かけ図書館]
特殊疾患病棟『笑顔の輪』
先日、2階西病棟のスタッフと病棟会で、みんなの"ありたい姿"を形にしました。
グループに分かれて、それぞれどんな病棟にしたいのか、こむぎこ粘土を使って創作し、タイトルをつけて発表しあいました。
「患者と共に笑顔でありつづける」
大きな画面で上映会を楽しもう!!
2階西病棟では、月に1回プロジェクターを使用した映画の上映会や高校野球の上映会を行っています。寝たきりの方は自室でTVが見えにくく好きな番組や映画を観ることができません。そのため、患者様の楽しみや離床機会を増やすために定期的にプロジェクターを使用した上映会を開催しています。
今後も、花火大会やオリンピックなど幅広い世代の患者様や家族が楽しめる上映会を行っていきたいと思います。
ザ・ドリフターズの「8時だヨ!全員集合!」の上映風景
完成までもう一息!!~趣味活動での作品づくり~
レクリエーションセクションでは,患者さんの意欲向上や生きがいの再発見を支援することを目的に患者さんのニーズや心身の状況に合わせたレクリエーション活動を企画実施しています.
午前中実施している「趣味活動」ではネット手芸,アイロンビーズ,書道,パソコン等を行っています.
ティッシュカバーを作製しているAさんは,いつも開始から終了時間まで集中して作っています.完成後はご自分のお部屋で使用するそうです.これからも,患者さんのニーズに合わせた活動を提供していきます.
[実際にネット手芸で作製途中のティッシュケースカバー]
1年ぶりの我が家へ ~呼吸器を使用しての外出支援~
当病棟では患者さまの希望に合わせて、外出をチームで支援しています。医師が全身状態の管理、本人と家族と作業療法士が外出の企画、理学療法士が体力の評価や車椅子姿勢の調整、看護師が医療行為についての申し送り、医療ソーシャルワーカーが介護タクシーの手配や日程調整、臨床工学技士が呼吸器を調整するなどして、外出を支援しています。
[自宅周辺でお花見をしている様子]
在宅サポート入院(レスパイト)を多くの方にご利用頂いています(2)
2017年7月のコラムで2014年度~2016年度の在宅サポート入院のご利用者についてご報告をさせて戴きました。
今回は、2017年度~2018年度のご報告を致します。
下の図は2017年度~2018年度にご利用された患者さまののべ件数・人数となります。