blog_60 1.短期集中リハビリコース 2.緩和ケア病棟の取り組み 3.夢 募集中
暑い日が続きます。熱射病の予防に外出のときは凍らしたペットボトルを持っていかれることをお勧めします(知って得する身体の話 第1回 熱中症)。
鶴巻温泉病院ではいくつかの新しい試みが始まっていますので、ご紹介します。
回復期リハ病棟は発症2ヶ月以内の脳卒中や大腿骨骨折の患者さまが3-6ヶ月かけて歩行、トイレ、入浴、食事等の日常生活動作(ADL)をリハビリ訓練する場所です。脳卒中等で比較的軽症の患者さまで、歩けるからと、直接自宅に退院された方から、歩くのが不安で外に出れないとか、料理などの細かい作業ができない、食べるときにむせるのが心配だなどのお話を聞くことがあります。
今回このような軽症の患者さまが入院して2週間から1ヶ月程度集中してリハビリ訓練するプログラムを作りました。生活改善プログラム、家事再開プログラム、言語・飲み込み評価プログラム、余暇活動再開プログラム(スポーツや趣味)等です。
急性期病院から自宅へ退院する前に短期間の訓練をすることで自宅での生活が格段と質の高いものになり、安心して過ごすことができます。急性期病院から直接自宅へ帰られた方にも是非おすすめします。ただし病気を発症してから2ヶ月以内の患者さまが対象になります。どうぞ試してみてください。
連絡先は鶴巻温泉病院 地域連携室(0463-78-1319)。
「短期プログラム」と言ってください。
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緩和ケア病棟には人生の最後を迎えられる患者さまが入院されています。全国でも稀ですが、当院では緩和ケア病棟に専従リハビリ療法士がいてリハビリを提供しています。リハビリ療法士がついて自宅へ帰ったり、買い物や食事に出かける外出訓練がとても患者さまに喜ばれています。
音楽療法や園芸療法も楽しみの一つですし、飼っているペットを病院に連れてきてもらって、ウッドデッキでペットと一緒に過ごすこともできます。鶴巻温泉病院には本館6階に大風呂の温泉があります。温泉気分で家族で一緒にお風呂に入ることも出来ます。食事も色々工夫しています。このような取り組みで患者さま・ご家族に寄り添った医療・看護・介護・リハビリをチームで提供しています。
皆さんもご存知だと思いますが、小田急線のドアに鶴巻温泉病院のステッカーが貼ってあります。一輌に1枚ですから探してみて下さい。ステッカーの基本コンセプトは、『夢があるから、がんばれる』です。
今回「夢」の中身を募集しています。患者さまやご家族の夢をステッカー広告に表現してください。皆さまからいただいた夢をもとに、プロ(電通)が完成度を高めてステッカー広告を仕上げようと思います。
応募方法は、皆さまが考えた夢の文言(コピー)又は、文言と絵を本館の受付にご提出ください。締め切りは8月中です。
※注意事項として、オリンピック(2020年など連想されるものを含む)など権利に関係する表現やスカイツリー、ロマンスカーなどの商標は原則使えません。その他、医療機関に対する、広告規制により病気が治るというような表現はできません。
2010年のステッカー(↓クリックで拡大します)
2012年のステッカー(↓クリックで拡大します)
2014年8月18日 鶴巻温泉病院 院長 鈴木龍太
湘南メディカルセンター 湘南リハビリテーションセンター