blog_144 1. MDRPU通信 2.日本臨床栄養代謝学会誌 論文掲載
2021.08.19
今月号の目次
MDRPU通信 褥瘡対策委員会
院長の鈴木です。最近、MDRPU通信が発行されました。なんだか分かりますか?医療関連機器圧迫創傷(MDRPU:Medical Device Related Pressure Ulcer)の略語です。マスクや経鼻経管、カニューレなどの医療用機器※を固定したりするときにおこる褥瘡(じょくそう)のことです。知っていると対策ができますので、皆さんで防ぎましょう。
※使用頻度が高い医療関連機器には、酸素マスク・酸素カニューレ・膀胱留置カテーテル・血管留置カテーテル・経鼻胃管カテーテル・ギプス・弾性ストッキング等などがあります。
褥瘡対策委員会のMDRPU班では、当院の事例を中心に治療や予防策を含めて、定期的に院内発信しています。短時間で読めるものとなっておりますのでご参照ください。2021年度もインシデント報告時には、表題を「MDRPU(〇〇による)」と統一を図り、情報共有と学びを深めていきたいと思います。
次回のMDRPU通信では、医療関連機器圧迫損傷の予防対策について発信を予定しています。
次回のMDRPU通信では、医療関連機器圧迫損傷の予防対策について発信を予定しています。
褥瘡対策委員会 MDRPU班 看護師 澤田・川道
JSPEN(日本臨床栄養代謝学会誌)学会誌 論文掲載
栄養科の三橋直樹さんの論文がJSPEN(日本臨床栄養代謝学会誌)に掲載されました。
「療養病床に入院する経腸栄養患者における基礎代謝量の実測値と推定値の乖離とその影響因子について」 JSPEN 3(3) 175-182: 2021 鶴巻温泉病院 三橋直樹,國見友恵,髙﨑美幸,鈴木龍太 他
寝たきりの人の必要エネルギー量(基礎代謝量)を実測し、現在使用している推定値より、かなり低いことを証明したものです。また脳の働きが落ちている患者は更に基礎代謝が低いことも証明しました。常識を覆す画期的な成果だと私(院長)は思っています。すばらしい。
実測の測定の様子
この研究は、当時の医療療養病棟(3東・3西・3中・4西)にご入院中の患者さまの基礎代謝量を実測した結果です。当時は朝6時に病棟にお邪魔して、看護師さんと一緒に測定しました。結果をまとめるのに時間を要しましたが何とか論文という形に残せてよかったです。必要エネルギー量を決定する際の物差しとして活用していければと思います。ご協力いただいたみなさま、本当にありがとうございました。
第一著者:栄養科 管理栄養士 三橋 直樹
今月の鶴のまきちゃん
職員ボランティアが季節に合わせてまきちゃんの衣替えをしています♪
2021年8月16日
医療法人社団 三喜会 理事長 鶴巻温泉病院 鶴巻温泉病院介護医療院 院長 鈴木龍太
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