blog_117 1.耐性菌が減少しました。2.鶴巻温泉春まつり 3.看護師特定行為
今月号の目次
鶴巻温泉病院の耐性菌が減少しました。
3年かけて取り組んだ成果がでました。病院の中の耐性菌をへらすことは大変なことだと思います。
- MRSA: 3~4件/月前後から、最近では1件/月以下に
- ESBL: 7件/月前後から、最近では2件/月に減少
当院では、従来より感染対策に取り組んでおり、標準予防策、接触感染予防策の強化を行ってきました。その結果、病院全体でのMRSA(多剤耐性の黄色ブドウ球菌)の新規検出(感染症以外の単なる定着も含めた値)は月0.7件まで減少し、3年前の1/3に減っています。また、多剤耐性の腸内細菌(大腸菌など)も月2件と3年前の1/3程度に減少しました。
いずれも市中でも見られる耐性菌のため、病院に持ち込まないよう面会時は手指衛生やマスク着用など、感染対策にご協力をお願いします。
感染管理室 室長 近藤 成美 (日本感染症学会専門医・指導医)
鶴巻温泉春まつり
4月29日に開催された恒例の鶴巻温泉春まつりにリハビリテーション部(ロコモチェック、飲み込みチェック、レクリエーション体験)・総務課(鶴のまきちゃん)と、あじさいの丘・ライフプラザ鶴巻・鶴巻高齢者支援センター(健康・介護相談)が参加しました。鶴のまきちゃんは子供から大人まで大人気でした。
今回はロコモティブシンドロームが疑われる方に対して、秦野市主催の「はだのさわやか体操で介護予防」のパンフレットを配布しました。今後も行政と連携し地域の方々の健康寿命の延伸に貢献していきます。
看護師特定行為
看護師特定行為修了者が6名になりました。病院では矢島科長が修了して、4名がグループとなって、カニューレ交換や褥瘡(じょくそう)処置をしています。
介護老人保健施設では第1回修了者の村松副施設長、訪問看護ステーションでは桑原居宅サービス部部長が修了し、これからの活躍が期待されています。
このたび、看護師特定行為研修を修了しました。研修では、一年間をかけて慢性期医療の現場で求められる9区分(16行為)の知識と技術の習得を行いました。その中でも病院実習では医師と共にカテーテルの挿入や、薬の調整などを行い、医師の治療場面を実際にみることができ、非常に貴重な学びとなりました。
看護師の「看る」視点に加えて、医師の視点で「診る」ことで「治療」と「生活」の両面から患者さまをとらえ、患者さまに必要な治療やケアを迅速に行えるよう努めていきたいと思います。
4階南病棟 科長 矢島 典代(写真・後列右から2人目)
2019年5月21日
医療法人社団 三喜会 理事長 鶴巻温泉病院 鶴巻温泉病院介護医療院 院長 鈴木龍太
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