blog_44 1.4月 新人職員 2.日本医療機能評価機構の認定審査
新年度になり、鶴巻温泉病院に67名の新人が入職してきました。おめでとうございます。希望に燃えて新しいステップを踏み出した皆さんを心から応援します。
入職式では創立者の荒井喜八郎会長、藤田力也理事長、セコム医療システム(株) 渋江弘幸常務から祝辞を頂きました。
私も新人に講話をしましたが、最後に鶴巻温泉に2年間入院し、亡くなられた患者さんの奥様からの言葉を紹介しました。
「私の夫は2年間鶴巻温泉病院で診ていただきました。最後に病院とお別れするときは夜分になってしまいましたのに、先生始め大勢の看護師さんに見送っていただき車の中で息子と供に泣いてしまいました。
亡くなって4ヶ月あまりを過ぎ、悲しみはありますが、仏壇の前で『鶴巻温泉病院に入院できてよかったね』といいながら手を合わせております。本当にありがとうございました。」
このように「鶴巻温泉に入院して本当に良かった」と思っていただける病院であることがとても大切だと思っています。職員も鶴巻温泉病院に勤めていることを自慢にして、誇りを持って働いて欲しいと思っています。
上山 悦代看護部長
4月から新任の上山(うえやま)悦代看護部長が着任されました。上山看護部長からの挨拶です。
私とリハビリテーション看護との出会いは、兵庫県姫路赤十字看護専門学校の卒業論文で述べた、「一人の人間としての生命の平等と人間愛」でした。
昭和47年頃は、脳卒中とリハビリテーションの文献も数冊しかありませんでした。その本を何度となく読み新人時代は、よく勉強をしました。何より対象の理解につとめ、障害と闘う患者さんに今何が看護なのかを考えました。障害受容の心理過程は、実践の中で学び苦しんだことを覚えています。常に患者さんとともに「如何に生きていくか。よりよく生きるために、何が今私にできるか」と考えさせられることばかりでした。
そんな私ですが、念願がかなってやっと臨床の現場に就職できました。鶴巻温泉病院に就職できてよかったと自分が思える看護実践を皆さんの力をお借りしながら、たゆまなく研鑽をしていきたいです。40年間暖めてきたリハ看護を「実践の知」として可視化していきたいです。
よろしくお願いいたします。
2012年12月号でお知らせした「日本医療機能評価機構」の認定審査が終わり、無事認定されました。
5年前よりも随分点数が良くなりました。特に「患者・家族の意見または苦情に適切に対応している」という項目では満点を取ることができました。当院独特の「サービスシステム開発室(SSD)」の働きや、意見箱の管理、満足度調査、患者さまへのアンケートなどの患者・家族の声を聴く努力が高く評価されました。
一方、改善すべき点も多く指摘されました。日本一の慢性期病院を目指して、これらの指摘に真摯に取り組んでいこうと思っています。
2013年4月10日 鶴巻温泉病院 院長 鈴木龍太
湘南メディカルセンター 湘南リハビリテーションセンター