blog_15 鶴巻温泉病院賞 褥瘡:米国研修報告記
2010年度上期 鶴巻温泉病院賞が決定しました
鶴巻温泉病院では本年度から病院賞を出すことになりました。
9月の院長通信でお伝えしましたが、お蔭様で大勢の推薦があり、その中には患者さんからの推薦もありました。以下の方々の受賞が決定しました。おめでとうございます。
これからも鶴巻温泉病院のために頑張っていただけたらと思います。
また今回受賞を逃した方々も次回のチャンスがありますのでまた推薦して下さい。
↑ 受賞者一覧はクリックで拡大します
褥瘡(じょくそう:床ずれ) 予防と治療に関する米国研修報告記
鶴高齢や寝たきりの患者さんは床ずれ(褥瘡:じょくそう)ができやすく、褥瘡を作らないことが良い病院の指標の一つになっています。それでも元の病院で褥瘡ができた状態で転院してきたり、入院後にちょっとしたことで褥瘡ができてしまうことがあります。
当院では2003年から米国ミレニア社に指導してもらい褥瘡の予防と治療に取り組んで来ました。ミレニアから毎月指導者が来て回診をしますが、当院からも2年に一度アメリカに研修に行っています。現在では入院後に褥瘡ができることは殆ど無くなりました。
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今回は研修に参加した人からの報告です。
2南科長 前田 直美
3南係長 佐藤 早苗
栄養科 佐々木 理恵
看護部長室所属 川喜田 恵美がロサンゼルスのミレニア社で褥瘡・創傷処置の研修を受けました。
最新の治療法について、講義を受け、メソジスト病院等で処置の見学をしました。他にも亜急性期施設の褥瘡患者への栄養やケアの実際を見学し、Symposium on Advanced Wound Care(褥瘡学会)にも参加し、毎日あっという間に時間が過ぎました。
アメリカならではの皮膚創傷の実際を見ることができ、日本そして鶴巻温泉病院の医療・ケアが遜色ないことを知り自信になりました。一方在宅治療では米国が数段進んでいることを実感し、日本の医療の方向性が見えた気がしました。今後も鶴巻温泉病院で褥瘡になる人がいない状況を維持し、在宅および地域の方々にも貢献できるように取り組みたいと思います。
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鶴巻温泉病院 院長 鈴木龍太
湘南メディカルセンター 湘南リハビリテーションセンター