病院のご案内
病院の沿革
老人専門病院として出発し、多機能な慢性期病院へ
鶴巻温泉病院は初代理事長の荒井 喜八郎が1979(昭和54)年11月16日に設立し、許可ベッド数180床からスタートしました。来るべき高齢社会に向け老人専門病院として出発し、2度の増築(1985年4月に386床へ、1988年6月に596床へ増床)を経て、2000年11月、道路を隔てて隣接する地上6階建ての「南館」湘南リハビリセンターをオープンしました。幅広いニーズに応えた病棟編成の変更を行い、2019年4月には介護保険施設の介護医療院を開設しました。2024年4月現在、多機能な慢性期病院として、回復期、生活期、維持期、終末期のリハビリを提供し、52床の介護医療院とあわせて551床の施設です。
2017年 地域の幅広いニーズに応え、地域包括ケアの中心となる病院へ
障がい者・難病リハビリ病棟では神経難病や障がいの強い患者さんに対してリハビリテーション(以下リハビリ)を提供するだけでなく、在宅療養を受けている患者さんを2週間ほどの短期でお預かりし、その間にリハビリを実施し、介護されているご家族は少しお休みするレスパイト入院(介護休暇入院)も受け入れています。緩和ケア病棟はがんで起こる身体や心の痛みを楽に(緩和)する治療を希望されている患者さんが入院しています。
回復期リハビリ病棟は脳卒中や大腿骨・脊椎骨折などの病気で急性期治療が一段落されたポストアキュート(postacute)の患者さまがリハビリを集中的に受けるために入院されます。回復期リハビリ病棟は寝たきりを防いで、自宅へ帰ることが目的の病棟ですので、できる限り自宅へ帰れるように援助します。そのため、早期からの自宅改修の提案や、退院した後の訪問リハビリ、訪問栄養指導、訪問歯科を実施していますし、在宅から短期入院できるシステムも整えています。医療療養病棟では急性期の治療が終了したあと、更に医療行為が必要な患者さま(postacute)が長期間入院できます。肺炎や脱水など、地域の在宅や介護施設では診ることができない患者さまを一時的に受け入れ、入院治療を行うサブアキュート(subacute)対応も実施しています。
- 患者さま、ご家族、地域の人々、職員から「信頼と安心の存在」と認めていただける病院
院長ブログ89 2017年1月 「鶴巻温泉病院の目標」
2018年 地域のポストアキュート、サブアキュート医療の中心となる病院として
- 地域のポストアキュート、サブアキュート医療の中心となる病院
院長ブログ101 2018年1月 「鶴巻温泉病院の目標」
日本医療機能評価機構から認定
病院の質を第3者的に評価する日本医療機能評価機構の5年ごとの更新審査を2017年10月に受審しました。4回目の受審では、病院全体の機能を「慢性期病院」、副機能として「リハビリテーション機能」「緩和ケア機能」の3つの機能で受審、2018年1月に無事認定を受けました。
「在宅療養後方支援病院」届出
当院では「なるべく自宅でご家族と過ごしたいが必要なときには適切な医療を受けたい」という在宅患者さま及びそのご家族さま、また「何かあった時にバックアップしてくれる病院があれば安心」という在宅医療を担う近隣の医療機関の先生方のご希望に少しでも沿うことができるよう、『在宅療養後方支援病院』としての届出をいたしました。
- 当院と地域の医師や医療機関同士が協働して在宅医療を支援
「在宅療養後方支援病院」のご案内
「地域包括ケア病棟」開設
入院だけでなく、入院前や退院後の在宅療養に対して、訪問リハビリテーションや訪問栄養管理、訪問歯科、神経難病の患者さまのレスパイト(介護休暇)入院、がんや長期療養の患者さまの短期入院など、地域の人々の入院と在宅療養を支える病院としての役割強化を進めました。
2018年4月には急性期の治療が終わってもう少し、治療やリハビリが必要な患者さま(ポストアキュート)や在宅で発熱など急変した患者さま(サブアキュート)に対応できる地域包括ケア病棟を新設し、鶴巻訪問看護ステーションのサテライトも開設しました。
- 地域包括ケア病棟、訪問看護ステーション出張所
院長ブログ104 2018年4月「地域包括ケア病棟」「訪問看護ステーション出張所」
2019年 病院の中に介護施設である介護医療院を開設
2018年4月に創設された「介護医療院」は、長期的な医療と介護のニーズが必要な要介護者を対象とし、「吸引、経管栄養、点滴、酸素」や「看取り、ターミナルケア」等の医療機能と「自宅と同様に生活」する機能とを兼ね備えた施設です。医療保険ではなく、介護保険の施設です。
鶴巻温泉病院の4階東病棟が2019年4月1日に「鶴巻温泉病院介護医療院」になりました。介護医療院は自宅とみなされる施設ですので、入所者の今までの生活が大切にされます。介護施設で自宅扱いですが、病院の当直医師が夜間も診察しますので、24時間の看取りの体制もあります。
- 鶴巻温泉病院介護医療院 開設
院長ブログ116 2019年4月「病院の中に介護施設である介護医療院ができました。」
コロナ禍も 力を合わせて ワンチーム
- 地域と融合した慢性期多機能病院
院長ブログ137 2021年1月 「鶴巻温泉病院の目標」
- WEB面会
院長ブログ130 2020年6月「WEB面会システム」を導入 - 在宅医療介護支援室
院長ブログ141 2021年5月「在宅医療介護支援室」ができました
疫病退散の妖怪「アマビエ」を従えてコロナ退治に向かう桃太郎
作者 左 龍太郎(鈴木 龍太)
2022年 持続可能な慢性期多機能病院の運営
2023年 With Corona時代の慢性期多機能病院の運営
日本医療機能評価機構から更新認定
5回目の受審では、慢性期病院(200床以上)(主たる機能)、リハビリテーション病院(副機能)、緩和ケア病院(副機能)について JC4-5 3rdG:Ver.3.0 の更新認定がされました。
2024年 医療・介護を取り巻く厳しい環境に打ち勝つ持続可能な鶴巻温泉病院
病棟編成 南館 200床 本館 351床
2024年4月現在
医療一般・特殊疾患病棟1 60床
医療療養病棟 入院料1 120床
医療一般・緩和ケア病棟1 25床
地域包括ケア病棟入院料2 39床
鶴巻温泉病院年表
1979 年 11 月 | 鶴巻温泉病院 開院 180床 |
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1980 年 12 月 | 医療法人社団 三喜会 設立 理事長 荒井喜八郎 |
1985 年 4 月 | 増築(→386床) |
1988 年 6 月 | 増築(→596床) |
1999 年 8 月 | 増・改築(療養型病床群 移行に伴い) |
2000 年 11 月 | 南館(205床)オープン |
回復期リハビリテーション病棟 届出受理 | |
2001 年 9 月 | 本館(391床←596床)改修工事完成 |
2002 年 6 月 | 本館・2階西(60床) 特殊疾患療養病棟届出受理 |
2003 年 1 月 | (財)日本医療機能評価機構 Ver.4.0(新評価体系)認定 |
2008 年 1 月 | (財)日本医療機能評価機構Ver.5.0更新認定 |
4 月 | 神経難病リハビリセンタースタート |
6 月 | 病棟種別変更に伴う改修工事により、許可ベット数591床 |
2009 年 7 月 | 日本リハビリテーション医学会研修施設認定 |
2011 年 9 月 | 本館・5階東(25床) 緩和ケア病棟届出受理 |
2012 年 4 月 | 医療法人社団 三喜会 会長 荒井喜八郎 理事長 藤田力也 就任 |
2013 年 1 月 | (財)日本医療機能評価機構 Ver.6.0更新認定 |
12 月 | 神経難病リハビリセンターから障がい者・難病リハビリ病棟へ |
2015 年 4 月 | 医療療養病棟1 本館3階西病棟(24床)「在宅復帰機能強化加算」届出受理 |
6 月 | 医療法人社団 三喜会 理事長 鈴木龍太 就任(院長兼務) |
2018 年 1 月 | 「在宅療養後方支援病院」届出受理 |
(財)日本医療機能評価機構 3rdG:Ver.1.1更新認定 | |
4 月 | 鶴巻訪問看護ステーション病院出張所 設置 |
地域包括ケア病棟届出受理 本館3階西(39床) | |
2019 年 2 月 | 医療療養病棟 入院基本料 180床 → 172床(病床数 583床) |
4 月 | 本館・2階東 障害者施設等入院基本料 60床 → 55床 |
医療療養病棟 入院基本料 172床 → 120床(病床数 505床) | |
本館・4階東 鶴巻温泉病院介護医療院 開設(療養床 52床) Ⅰ型介護医療院(Ⅰ) |
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2020 年 10 月 | 発熱診療等医療機関指定 |
2021 年 1 月 | 神奈川モデル医療機関 重点医療機関協力病院③認定 |
4 月 | 「在宅医療介護支援室」スタート |
2022 年 7 月 | 神奈川モデル医療機関 重点医療機関協力病院①、③認定 |
9 月 | 救急病院の認定 |
2023 年 10 月 | (財)日本医療機能評価機構 JC4-5 3rdG:Ver.3.0更新認定証交付 |
2024 年 4 月 | 南館 200床 本館 351床 ベット数 551床 |