blog_95 1. 吸引行為研修 2.ご寄附 3.病病連携の会 4.骨粗鬆症の話
今月号の目次
1. リハビリテーション部吸引行為研修
患者さんの痰が絡んだ時に看護師が吸引をするのはご存じだと思います。この吸引行為をリハビリスタッフ(PT,OT,ST)や介護福祉士ができることはご存知ですか?
リハスタッフは病院内で医師が指示をした患者さんに吸引行為ができます。介護福祉士は病院ではできず、介護施設で吸引行為ができます。鶴巻温泉病院ではどちらも実習研修をしています。先日、リハスタッフの吸引行為研修がありました。研修生も指導者も真剣な顔つきで取り組んでいます。
ここで学んだことがあります。ドロドロした痰のことを「粘稠の痰」といいますが、読み方を知っていますか?「ねんちょう」と読む方が殆どだと思います。それは間違っているそうで「ねんちゅう」と読むのが正しいそうです。PT(理学療法士)の石原さんに教わりました。医師10人にきいたところ 8人が「ねんちょう(誤)」と読みました。ついでに「喘鳴」はどうでしょう。「ぜいめい」と読む人が多いと思いますが、これはゼイゼイ言うからそう呼んでいるようで、正しくは「ぜんめい」と言うそうです。喘息のゼンですね。
2.皆様からのご寄附 御礼
当院では皆様からご寄附を頂いております。頂きましたご寄附は、患者さまの役立つものに使わせていただいております。
今年は、患者さまに負担をかけずに移動できる「リフター」と体位交換時に患者さまに負担をかけずに行える「マルチグローブ」、レントゲンを撮影する際、撮影台での痛みを和らげるために撮影台の上に敷く厚いマット・地域の方への運動を通した活動を目的に、「鶴のまきちゃん体操」の動画を作成・三喜会の様々な施設を紹介するVTRを放送するディスプレイモニター・プレイヤーを購入し現在本館1階ロビーで皆様にご覧いただいております。
ご寄附いただきました皆様に感謝いたします。
サービスシステム開発室 室長 遠藤 玲子
SSDのブログ 「ありがとう」「お知らせ」「患者さまの声」
3.病病連携の会を開催しました
6月29日(木)、「病病連携の会」を開催し、急性期病院で退院支援を担当するソーシャルワーカー、看護師の方々を中心に18病院・65名が参加しました。
鈴木院長による当院の概要説明後、病棟見学、ロボットスーツHAL®やドライブシミュレーターの実演見学のほか、嚥下食の試食など当院の取組みに触れながら知っていただく場となりました。また、当院スタッフも皆様との顔の見える関係を築くこができ、一層の連携強化に有意義な時間となりました。
地域連携室 室長 岩川 彰子
4.骨粗鬆症の話
骨粗鬆症(こつそしょうしょう)とは・・・骨密度の低下または骨質の劣化により骨強度が低下し、骨折しやすくなる疾患あるいはその状態を指します。骨密度は女性の場合、50歳前後から急激に低下していきます。骨折は女性に多く見られます。つまずいて手や肘をついた、くしゃみをしたなどのわずかな衝撃で骨折してしまうことがあります。おむつ交換や抱きかかえた時の力で骨折してしまうこともあります(おむつ骨折、介護骨折などと表現されることもあります)。
当院ではそのような骨折がおきないように、最善の注意を払いつつ介護を行っていますが、骨折をゼロにはできません。ご理解ください。
2017年7月19日
医療法人社団 三喜会 理事長
鶴巻温泉病院 院長 鈴木龍太
- 院内掲示の院長通信 2017年 第7号 ダウンロード(PDF)はこちら