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コミュニケーション支援「伝の心」
2017.03.13
障がい者・難病リハビリ病棟には、筋萎縮性側索硬化症(以下ALS)という全身の筋肉が動かし難くなり、話すことが出来なくなる難病の方が入院しています。ALSの患者様は体が動かし難くなりますが、脳の機能は障害されないため、物事を考えたりすることは可能です。その為、コミュニケーション支援が重要となります。
患者様が手元のスイッチで伝の心を操作している様子
「伝の心」画面
ALS患者さまの闘病記
今回ALSの患者様に対して「伝の心」というコミュニケーション機器を導入しました。伝の心を導入することで、スタッフとのコミュニケーションが円滑になり、考えが伝わらないことへのストレスが軽減されました。
また余暇時間を利用して、自らの闘病記を記すようになり、同じ病気の人や医療従事者のためにこの闘病記を役立てたいとの希望が聞かれました。そこでスタッフと相談し、当院の障がい者・難病リハビリ病棟のホームページに闘病記を載せていくこととなりました。
リハビリテーションでは、身体機能や生活動作の練習だけでなく、患者様の「その人らしさ」や「自己実現」に向けた支援を行っています。病気になってあきらめていることや、体が動かしづらくなってもできることなどを支援していきたいと思っています。
伝の心
「伝の心」とは身体の不自由な方のための意思伝達装置です。センサーを使用し、身体の一部をわずかに動かすだけで、文字を「伝の心」システム装置に入力し、自分の気持ちを表出することができます。
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