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鶴巻温泉病院 〒257-0001 神奈川県秦野市鶴巻北1-16-1 TEL 0463(78)1311

障がい者・難病リハビリ病棟スタッフコラム

障がい者・難病リハビリ病棟】の最新情報や取り組みをお伝えしています。

スタッフコラムをリニューアルしました

障がい者・難病リハビリ病棟では、重度の障がい者や、進行期の難病、特に神経難病の患者さまに、医療・看護・介護・リハビリテーションを通して、多職種で、その人らしく生きるためのお手伝いをしています。在宅療養中の方には在宅サポート入院(レスパイト入院)をご利用いただいております。

障がい者・難病リハビリ病棟ホームページ
障がい者・難病リハビリ病棟ホームページ



嚥下内視鏡検査(videoendoscopic evaluation of swallowing : VE)について

2019.11.06

 神経難病では病状の進行とともに高率に嚥下障害を合併し、食事中のむせ込みが目立つようになり時には肺炎発症に至ります。肺炎を始めとした重篤な病状において経口摂取ができない期間が続くと、さらに嚥下機能障害が進行します。患者さんの生活の質(QOL)向上のため嚥下機能の維持は重要な要素です。嚥下リハビリテーションの可否・必要性や適切な食形態を決定するためには嚥下機能評価が必須です。

 嚥下機能評価検査には嚥下内視鏡検査(VE)と嚥下造影検査(VF)がありますが、VEは検査室に移動せずベッドサイドで容易に施行可能で、放射線被ばくがないことがメリットです。

 VE検査では喉頭内視鏡(カメラ)を鼻から挿入し、カメラの先端が咽頭(のど)に達すると喉頭蓋(気管の蓋)、声帯、食道入口部が観察できます。まずは咽頭内の唾液の溜まり具合や咳の反射の起こりやすさを判定します。


     嚥下内視鏡検査(VE)

 その後、少量の着色トロミ水やゼリーを飲み込んでもらいます。飲み込むタイミングではカメラには何も映らなくなり(ホワイトアウト)、飲み込む様子そのものは観察できませんが、飲み込みが起こるタイミングや飲み込んだ後の咽頭内の残留物の程度を観察することにより、嚥下状態を類推することができます。

 上記の観察結果をスコア化(一般的には兵頭スコアが用いられます)し、スコアにより嚥下訓練の可否や訓練の程度を判定します。

【閲覧注意】嚥下内視鏡検査(VE)動画です。喉頭内視鏡(カメラ)を鼻から挿入し、咽頭部の動きの状態を観察します。


【閲覧注意】クリックでVEの動画(YouTube)が表示されます。字幕ONで簡単な説明が表示されます。


鶴巻温泉病院 障がい者・難病リハビリ病棟 医師 清水 学



退院後も安心して栄養ケアを続けていくために ~栄養情報提供書の紹介~

2019.11.01

 当院では退院後も個々にあった栄養ケアが続けられるように様々な取り組みを行っています。今回はその一例として、栄養情報提供書を紹介させていただきます。

 栄養情報提供書とは、主に「かむ」・「飲み込む」力が弱くなった方や糖尿病などの生活習慣病がある方、食事が進まず退院後も食事の工夫が必要な方などを対象に作成し、退院時に患者様・ご家族にお渡ししているものです。栄養情報提供書には食事の量や形態・水分のとろみの有無、実際に摂取していた量、体重の変化などの栄養ケアの経過を記載しています。栄養情報提供書を退院先の管理栄養士や在宅ケアを担当するケアマネジャーに渡すことにより、入院中の栄養ケアに関わる情報を円滑に共有することができます。

クリックで拡大(PDF)
栄養情報提供書
当院の栄養情報提供書

 当院の栄養情報提供書は、食事形態などの写真を載せてイメージしやすいように工夫しています。退院後も患者様・ご家族が安心して生活を送れるように栄養情報提供書を通して支援を行っていきたいと思います。

鶴巻温泉病院 栄養科


「リハビリテーション」スタッフコラム

2019.10.21

障がい者・難病リハビリ病棟スタッフコラム 「リハビリテーション」のカテゴリでは、リハビリテーション部のさまざまな取り組みをご紹介します。



食べる楽しみの支援 ~おいしい・また食べたい~

2019.10.21

 障がい者・難病病棟には病気の進行により、お口から食べることが難しくなる患者様がいます。そのため言語聴覚士は少しでも長く食べる楽しみを感じて頂けるよう支援しています。

 言語聴覚士が行う支援の一つとして、誕生日などの特別な日に主治医の許可の下、やわらかく調理された介護食品や飲み込みやすく加工した嗜好品を、誤嚥・窒息に配慮した設定で味わって頂くことがあります。

 下の写真は飲み込むことが難しい患者様でも食べられるように加工した年越しそば(とろろそば)です。リハビリの時間に作業療法士と管理栄養士が協力して、麺から作りました(うどんに見えるかもしれませんが・・・)。

 今後も患者様が食べる楽しみを感じてもらえるよう支援していきたいと思います。


年越しそば (とろろそば)



お出かけ図書館 ~そうだ、旅に出よう~

2019.09.19

 当病棟には「お出かけ図書館」という名の図書コーナーがあります。患者様の外出のきっかけになればと思い、普通の観光雑誌だけではなく、車椅子で行けるバリアフリーの温泉旅行の本を並べています。

 ロビーの一角に設置しており、時折患者様だけではなく面会にいらっしゃったご家族も読んでいる場面を見かけます。ご家族からは「こんな本があるなんて知らなかった。今度一緒に出掛けてみようかな」とのこと。

 長く入院している患者様は外出することを諦めてしまう方も大勢います。最近はバリアフリーで行ける旅行も増えているので、この図書コーナーをきっかけに患者様の外出を支援していきたいと思います。


「お出かけ図書館」
[お出かけ図書館]



特殊疾患病棟『笑顔の輪』

2019.08.28

先日、2階西病棟のスタッフと病棟会で、みんなの"ありたい姿"を形にしました。

グループに分かれて、それぞれどんな病棟にしたいのか、こむぎこ粘土を使って創作し、タイトルをつけて発表しあいました。


「患者と共に笑顔でありつづける」


大きな画面で上映会を楽しもう!!

2019.08.13

 2階西病棟では、月に1回プロジェクターを使用した映画の上映会や高校野球の上映会を行っています。寝たきりの方は自室でTVが見えにくく好きな番組や映画を観ることができません。そのため、患者様の楽しみや離床機会を増やすために定期的にプロジェクターを使用した上映会を開催しています。

 今後も、花火大会やオリンピックなど幅広い世代の患者様や家族が楽しめる上映会を行っていきたいと思います。

ザ・ドリフターズの「8時だヨ!全員集合!」の上映風景
ザ・ドリフターズの「8時だヨ!全員集合!」の上映風景



完成までもう一息!!~趣味活動での作品づくり~

2019.07.16

 レクリエーションセクションでは,患者さんの意欲向上や生きがいの再発見を支援することを目的に患者さんのニーズや心身の状況に合わせたレクリエーション活動を企画実施しています.

 午前中実施している「趣味活動」ではネット手芸,アイロンビーズ,書道,パソコン等を行っています.

 ティッシュカバーを作製しているAさんは,いつも開始から終了時間まで集中して作っています.完成後はご自分のお部屋で使用するそうです.これからも,患者さんのニーズに合わせた活動を提供していきます.


ティッシュカバーを作製
[実際にネット手芸で作製途中のティッシュケースカバー]



HAL®を用いたリハビリテーション

2019.06.24

障がい者・難病リハビリ病棟では、神経難病の患者様に対してHAL®を用いた歩行練習を実施しています。今回ご紹介するのはHAL®自立支援用下肢タイプProです。

HAL®とは、身体に取り付けたセンサーが生体電位信号(筋肉を動かそうとしたときに皮膚に現れる微弱な電気信号)を感知し、運動をアシストする機器です。対象は、認知機能が良好かつ医師が実施可能と判断した方で、動作能力の向上を目的として使用しています。

 アシストの程度は細かく調整が可能なため、患者様に合わせて設定を行うことができます。また、機器には立ち上がりや歩行の正常な動作もプログラミングされています。患者様からは「疲れるけど、練習後は足が動きやすくなるね」や「歩く感覚を思い出したみたい」との声が聞かれています。

 当院は、HAL®の他にも多くの先進機器を取り入れています。これからも患者様に合わせた機器を選択し、質の高いリハビリテーションを提供できるよう努めていきたいと思います。

※尚、写真は患者様の同意を得て撮影、掲載しています。


HAL®自立支援用下肢タイプPro


1年ぶりの我が家へ ~呼吸器を使用しての外出支援~

2019.05.20

 当病棟では患者さまの希望に合わせて、外出をチームで支援しています。医師が全身状態の管理、本人と家族と作業療法士が外出の企画、理学療法士が体力の評価や車椅子姿勢の調整、看護師が医療行為についての申し送り、医療ソーシャルワーカーが介護タクシーの手配や日程調整、臨床工学技士が呼吸器を調整するなどして、外出を支援しています。


自宅周辺でお花見をしている様子
[自宅周辺でお花見をしている様子]



在宅サポート入院(レスパイト)を多くの方にご利用頂いています(2)

2019.05.10

2017年7月のコラムで2014年度~2016年度の在宅サポート入院のご利用者についてご報告をさせて戴きました。

今回は、2017年度~2018年度のご報告を致します。

下の図は2017年度~2018年度にご利用された患者さまののべ件数・人数となります。

2017年度~2018年度にご利用された患者さまののべ件数・人数



【貼り薬について】薬剤科

2019.04.10

 貼り薬は皮膚に貼付して薬の効果を発揮させる製剤です。

 貼付部位で局所的に効果を発揮する薬剤が一般的に馴染み深いと思いますが、最近は皮膚から吸収され血中に入った薬剤が全身に作用する「経皮吸収型製剤」も増えています。

貼り薬

局所で作用するものには

  • 消炎鎮痛効果のある湿布薬
  • 表面麻酔作用のあるテープ剤

などがあります。

 湿布薬には熱をもった患部に使用するメントール(ハッカ油)等が配合された冷湿布、血行不良による痛みをもった患部に使用するトウガラシエキスが配合された温湿布があります。

 


【調理を通した活動支援】 リハビリテーション

2019.02.22

 当病棟では、患者様の楽しみ、食思の評価、家事動作の獲得、行事の一環として、さまざまな調理を通した活動を実施しています。患者様それぞれの身体機能・認知機能・嚥下機能・食習慣・思い出などに合わせて、リハビリテーションスタッフが調理を支援しています。


 家族にうどんを作って振る舞うことを楽しみにしていた人、ハロウィンパーティーやクリスマスパーティーを開くことを年間行事にしていた人、家族に手打ちうどんを振る舞っていた人、誕生日プレゼントをあげたい人など、これまで数多くの調理を支援してきました。

 調理(料理)は患者様を笑顔にする不思議な力を持っています。

 患者様を笑顔にするためにも、これからも調理を通した活動を支援していきたいと思います。



[患者様が作った料理でハロウィンパーティー]



[患者様自慢の手打ちうどん]



[家族が好きなピザをプレゼント]



認知症と「記憶」  第3診療部長 中島 雅士

2019.01.30

 認知症の病名を告げられた時、その当人と家族はどのように受け止めるでしょうか。

 認知症に関する報道やテレビ・ドラマは、その多くは患者が徐々に社会的に孤立していく悲観的な内容のものです。残念ながら、これは多くの患者と介護者にとっての現実です。現在、認知症の進行を防ぐ有効な治療法がなく、健康な暮らしを続けることができなくなるという通念によって、病的な物忘れの徴候が初めて明らかになった時、患者または介護者は不安にさいなまれるでしょう。

 しかし、認知症患者は本当に残された人生を楽しく送ることはできないのでしょうか。「残された人生を楽しく送る」鍵は、代表的な認知症であるアルツハイマー型認知症で、最も早くから障害される「記憶」について理解することにあります。

 認知症を患う方の記憶に関して最も重要な特徴は、新しい内容を覚えられない、ことにあります。あなたが認知症患者と接するときに、新しい情報を覚えるような要求をやめることで、患者とのコミュニケーション困難による多くの問題は解決します。

 具体的には、

  1. 質問しない。
  2. 患者から認知症について学ぶ。
  3. 患者の話す内容に同意する。決して反論を述べない。

排便サポートセミナーへの参加

2019.01.11

2018年11月3日(土)に、「排便サポートセミナーIN町田」に参加しました。

長期療養患者様の排便の問題は、入院中や在宅療養中の患者様・ご家族様も関心があることではないかと思います。

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