blog_18 病院の実力 2011 小田急ステッカー「夢」
病院の実力 2011
2月10日発売の「病院の実力2011」(読売新聞社)に当院の紹介記事がでています。
タイトルは「充実のチーム医療により時代が求める慢性期医療を実現。進化するリハビリテーション病院 鶴巻温泉病院」となっています。(記事はPDFファイルでご覧いただけます)
162ページ以降には院長通信 2010年5月号で紹介した回復期リハビリテーション(リハ)病棟に関する全国統計が出ていますが、統計は2009年の統計なので少し古く、当院では現在206床(全国4番目)で、日曜も含めた365日リハを実施しています。回復期リハは脳卒中や大腿骨骨折などで発症または手術から2ヶ月以内の患者さんが入院できます。3-6ヶ月の入院中に集中的なリハを行い、自宅へ退院できるようにすることが目的です。
当院の回復期リハ病棟は規模の大きさ以外にも幾つかの特徴があります。
第一に通常の回復期リハではなかなか受け入れない重症を受け入れていることです。
リハの分野では重症度をFIM(機能的自立度評価表:最低18点、最高126点)で評価します。18点の人は寝たきりでコミュニケーションがとれません。100点位ですと、介助なしで歩いて自分のことができ、比較的容易に自宅でも生活できます。回復期リハ病棟に入院する患者さんのうち比較的重症(FIMが79点以下)の割合は全国平均で52%ですが、当院では85%と殆どが重症患者さんです。
もう一つの特徴は発症から当院へ転院するまでの期間が短いということです。
脳卒中の入院患者さんのうち発症から20日以内の患者さんが43%、10日以内の患者さんも27% います。脳卒中で発症10日目というと急性期の病院でも集中治療室からでたばかりで、まだまだ急変するかもしれない時期です。早く入院してリハを開始したほうがリハの効果が高い ので積極的に受け入れています。
このように当院では重症患者を早期に受け入れて集中的なリハをすることにより、良い成績を上げています。そのためには、看護師・介護福祉士、リハ療法士など人員を多くしないといけませんし、職員に大きな負担がかかります。でも患者さんが一生懸命リハに取り組んでいる姿や、良くなった時の笑顔に元気付けられて皆頑張っています。
小田急ステッカー
小田急線のステッカーが変わります。
院長通信2010年第8号でお知らせした小田急線の扉に貼ってあるステッカーは見ていただけましたか?「夢があるからがんばれる」というキャッチフレーズのものです。
近々中身の夢が変わります。注目しておいてください。
また皆さんも夢があったら意見箱や提案箱に入れてください。次の機会に採用されるかも知れません。
2011年2月10日 鶴巻温泉病院 院長 鈴木龍太
湘南メディカルセンター 湘南リハビリテーションセンター