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スタッフコラム

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特殊疾患病棟

日本難病看護学会について  看護科長 相川 依子

2017年10月

難病に関する団体はいろいろありますが、今回は、日本難病看護学会について紹介させていただきます。

日本難病看護学会認定「難病看護師」

1970年代から医療費助成と研究推進を中心に難病対策を実施してきましたが、難病患者の医療や療養生活の改善のために1979年に「難病看護研究会」として発足しました。それから在宅療養生活におけるヘルパーの吸引問題や入院時のコミュニケーションなど多くの問題に取り組み、厚生労働省へ働きかけ、多くの改革をしてきました。そこには医療職だけでなく患者自身や家族も活動してきました。

1995年に日本難病看護学会として任意団体となり、昨年一般社団法人へ変更しました。その間専門的知識と技術を持った看護師の育成が必要であると検討をしてきました。

日本難病看護学会認定の「難病看護師」は2013年に社会的な要請を受けて創設しました。現在261名の難病看護師が活動しています。

難病看護師は、「所定の課程を修了した者で、難病看護の専門的知識を有して難病患者への直接的ケアと、患者家族に長期的に安全な療養環境を提供でき、保健医療福祉の支援ネットワークの核となって、患者家族への医療サービス提供に包括性と連続性を持たせることができる看護師」と位置付けられています。

鶴巻温泉病院にも難病看護師を増やして、難病患者さんや家族に対して療養生活の充実を図っていきたいと思います。

難病看護師のバッジ学会バッチ.jpg

第22回日本難病看護学会学術集会

日本難病看護学会では、1年に一回学術集会が開催されています。

去る2017年8月25、26日の2日間、第22回日本難病看護学会学術集会が開催されました。今年度のテーマは「難病看護師の新たな展開~居心地の良い暮らしのために~」でした。難病と診断されて入院又は在宅で療養生活している患者さんたちが、「病人から生活者になる」ための社会との共生について語られていました。

日本難病看護学会は、医療従事者だけでなく療養患者や家族・遺族なども参加しています。発表の途中でも人工呼吸器のアラーム音や吸引の音、口文字盤を読んでいる声が聞こえてきます。

想い出の実習

2016年8月

平成28年6月7日から3週間、当院特殊疾患病棟にも看護師を目指す看護学校の3年生が実習にきました。
特殊疾患病棟には、自分で動くことができず日常生活全般に援助が必要な方が多く入院されています。

学生は1人の患者様を受け持ち、学校の先生や病棟の臨床指導者の指導の下、計画を立てて毎日患者様とのかかわりを実践していきます。ご高齢の患者様は、自分が出来ていたことが徐々に出来なくなっていくことや、自分の伝えたいことがうまく伝えられないなどの問題を抱えています。

その中で患者様の残っている機能をいかに生かし、患者様の想いを汲み取ってどのような看護を実践していくのかを学んでいきます。私自身も学生の頃の楽しかったことや辛かったことは今も胸に残っています。

しかし、実習中は毎日レポートに追われ、受け持ちの患者様のことだけで精一杯だったように記憶しています。それなのに、今回の学生は実習最終日の7月7日に「みんなで作ろう天の川」を企画してくれました。

「みんなで作ろう天の川」を企画

サプライズな企画は、受け持ちの患者様だけでなくホールにいる患者様たちに思い思いの色で手型足型を押し、天の川を作ることでした。

真剣に、そして楽しく

真剣に、そして楽しく。
出来上がったものがこれです。

出来上がったものがこれです

たくさんの患者様の参加と学生たちの想いは、看護師になった後も思い出されることでしょう。

看護師を目指す方が増えてきても、まだまだ看護師不足は解消されていません。七夕の願いが叶って、素敵な看護師になってくれることを期待しています。

障がい者・難病リハビリ病棟科長 相川

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