根気よく接していただいたと心より感謝しております
脳出血で手術を受けた後、様々な合併症が起こり、急性期の病院に7ヶ月入院した後、転院のお話となりました。主治医には、回復期リハビリ病院は難しいのではないかと言われていたところ、貴院のリハビリ病棟で受け入れていただけるとのお返事をいただき本当にありがたかったです。
主人は意識はあり、周りの問いかけに反応することはできるものの、身体機能はほぼ全廃、こんな状態でリハビリなんてできるのか...と正直不安でした。ですが、その時々の状態に応じてベッド上でできる事、その時の主人ができることを少しずつ提供していただき、入院時くの字に曲がっていた手足の関節が自分の意志で伸ばせるようになってきました。少しの時間でもベッドから離れる時間をとロビーでテレビを見たりもさせていただきました。180日の入院期間で体調が安定しない時期もあり顕著な改善も見られない中でも、主治医の先生はじめ看護師、リハビリスタッフの皆さまには、根気よく接していただいたと心より感謝しております。法制度上認められないのは分かっていても前半の体調不良でリハビリが出来なかった期間を差し引いてもう少し長くいられたら良かったのになどと思ってしまいます。コロナ禍で面会に行くことができず、会って声をかけられたらいいのにとやり切れない思いではありましたが、病院の安全を守るためには十分理解できることではあります。そんな状況下で、オンライン面会というシステムを作ってくださり、月1回でも画面を通じて姿を見ながら声をかけることができました。スタッフの方もお忙しい中で、何もできない主人の面倒を見て画面に映してくださり、私はその時にスタッフの方と交わす会話が楽しみでした。退院時には、主治医と看護師さん、ソーシャルワーカーの方が玄関で見送ってくださり皆様の温かさを感じ、こちらにお世話になって本当に良かったと思いました。まだまだコロナ禍の不安が続く中、医療スタッフの方々は公私ともに非常にご苦労されていると思います。どうぞ変わらぬ明るさと温かさで今後も患者や家族を見守って下さい。本当にお世話になりました。
（2021年 ご退院・回復期リハビリテーション病棟）
