杖で歩けるようになるとは思いもよりませんでした
2019年8月から2020年1月まで89歳の母が大変お世話になりました。脳梗塞による右麻痺で、右手と右足がほとんど動かない状態で転院してきました。自分の足で歩くことはもう無理かとあきらめていましたが、手も足も少しずつ動かせるようになり、本当にびっくりするほど回復しました。杖で歩けるようになるとは思いもよりませんでした。病院内のすべてのスタッフが明るく、どんな患者さんにも笑顔で接していらっしゃっるのを見ていつも心が温まる思いでした。
脳梗塞のためか不機嫌な時もありましたが、看護師、セラピスト、介護福祉士の皆様をはじめ全てのスタッフが本人にも家族にも励ましの言葉をかけてくださいました。毎週のコーラスもとても楽しみに生き生きと参加している姿にも感激しました。クリスマスのコンサートなどのイベントに家族も参加できていい思い出になりました。何ヶ所かに飾られているフラワーアレンジメントを一緒に見て回ったり足湯を楽しんだり、6階のラウンジで遠くからお見舞いに来てくれた親族と歓談もでき、共通の楽しみがあり本当にありがたい体験ができました。お見舞いに来ていただいた方々も安心して帰られ、自分もリハビリが必要になったらこの病院がいいと話されていました。お風呂に入れていただくのは初めての体験で心配もありましたが、スタッフのとても明るい対応にとても感謝していました。スタッフがワンチームとなって患者さんに寄り添うことはなかなかできることではないと思いますが、この病院では理想的な雰囲気の中で、日常的にできていて素晴らしいと思いました。見学者やインターンの学生さんたちも多くを学んで行かれた気がします。今後ともそれぞれの患者さんやその家族をスタッフの方々でサポートする理想的な病院であって欲しいと思っています。半年近く本当にありがとうございました。
(2020年 ご退院・回復期リハビリテーション病棟)