退院するまでの4ヶ月間楽しく過ごすことができました
私は、令和元年5月31日早朝に激しいめまいと左麻痺による歩行不能によりH病院に緊急搬送され、CTにて右視床出血、脳室内穿破の所見で高血圧症による脳出血と診断されました。その後、6月18日にペースメーカーを挿入しましたが左麻痺、高次脳機能障害が残存していたことから7月1日に鶴巻温泉病院に転院し、5階南病棟にてリハビリ加療を受けました。
5階南病棟はK科長の統率の下、明るく楽しい雰囲気を醸し出していました。特に、患者さんファーストの病棟職員のプロ意識、明るく楽しいリハビリスタッフの雰囲気が印象的でした。この雰囲気は、他フロアのスタッフが羨むくらいのものであることを他フロアからの応援リハビリスタッフから直接聞きました。
お陰様で、10月31日に退院するまでの4ヶ月間を楽しく過ごすことができました。転院した当初は一生寝たきりか良くて車いす生活を覚悟していましたが、担当のリハビリスタッフ(Oさん、Tさん)のお陰で装具無しで歩けるまでになれたし、麻痺していた左手で茶碗を持って食事できるまでになりました。Oさんの指導は論理的で、素人の私でも理解できるように平易に解説していただきました。特に歩行の際の左足の重心移動の仕方は今でも心に刻んでリハビリしています。装具がだんだん短くなり、歩けるようになっていく喜びは無上のものがあります。Tさんは新人のためまだ未熟な面もありましたが、その真面目さと熱意に何度も救われました。
今の私があるのも、お二人のお陰と他のリハビリスタッフの礼儀正しく丁寧な指導の賜物です。入院生活4ヶ月間も病棟職員の皆さんのあたたかい心遣いのお陰で、あっという間でした。もし今後、私のような患者さんがいたら、鶴巻温泉病院を真っ先に勧めます。今回受けた私のこの御恩は一生忘れないでしょう。お礼申し上げます。

(2019年 ご退院・回復期リハビリテーション病棟)