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鶴巻温泉病院 〒257-0001 神奈川県秦野市鶴巻北1-16-1 TEL 0463(78)1311
SSDブログ

最後まで私たちは一緒でした・・・

2019.10.04

主人は最後まで自宅でと希望しており、私もできるだけのことはやってきましたが、痛み止めが効かなくなり、歩行器を使って夜中に何度か家の中の段差でつまづいたのをきっかけに、緩和ケア病棟のある病院3ヶ所を見学に行き、こちらにお世話になることを決めました。

とても開放的で庶民的な感じがしたことと、T病院の主治医がこちらの先生は気さくな方ですよ、とおっしゃったことが決め手になりました。ナースステーションそばの病室から山が見えて、登山好きな主人に山の名前を教えてもらいました。「高取山」が主人に教えてもらった最後の山となりました。お見舞いに行くと、「散歩に行こう」と何度か言いました。夜、娘が会社帰りに立ち寄っても、「散歩」と言っていたらしく、よほど外に出かけたいのだろうと思いました。お天気のいい日に車椅子で屋上に散歩に連れて行ってもらった際、ポツンと「歩けたらなあ」と言ったのを聞いたとき、入院前秋の終わり頃までよく近くの山を歩いていたことを思い出しました。主人にはもう体力がなく、一日中うとうと寝てばかりで食もほとんどない状態でしたが、先生に一度主人を家に連れて行きたいと申しました。先生は、「自分の知っている介護タクシーの運転手さんに頼んで、抱いて連れて行ってあげる」とまでおっしゃってくださいました。できないことはわかっていたけど、その言葉だけで十分でした。最期、直前まで娘と息子もそばにおり、一緒に主人を囲みながらいたので、亡くなる時まで主人は私たちと一緒だったんだと思いました。深夜、病院の外で見えなくなるまで見送ってくださった看護師の方、本当にありがとうございました。

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(2019年 ご退院・緩和ケア病棟

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