回復期リハビリテーション病棟10の取り組み
回復期リハ制度ができた半年後の2000年11月に、神奈川県では最も早く回復期リハ病棟の運営を開始しました。神奈川県のパイオニアとして日々努力を行っています。
1.病院間の連携に対する取り組み
2008年から脳卒中地域連携パスの制度が開始されました。私達は2001年から湘南鎌倉総合病院脳卒中科を中心とする急性期病院と回復期リハ病院である鶴巻温泉病院との連携の会・神奈川脳卒中カンファレンスを立ち上げて早くから脳卒中地域連携をすすめてきました。
良好な連携を行うことで、早期の回復期リハ病院への転院、急性期病院での入院期間の短縮、発症から自宅退院までの期間の短縮、日常生活動作の改善が図れています。脳卒中だけではなく、大腿骨頚部骨折での地域連携のパス運用も開始しています。
現在はさらに急性期病院との連携を強化することと、維持期病院、開業医、地域医療との連携の強化をすすめています。
2.摂食・嚥下障害に対する取り組み
2000年から医師、看護師、介護福祉士、歯科医師、歯科衛生士、管理栄養士がチームとなり摂食・嚥下・口腔ケアプロジェクトを開始し、現在は栄養サポートチームがその役割を担っています。
2000年からX線で飲み込みの機能を評価するビデオ嚥下造影検査を開始しました。2002年から耳鼻科医により内視鏡での飲み込みの機能評価検査も開始しています。
嚥下障害が疑われる場合、入院時から言語聴覚士が評価を行い、チームでの検討会を行ったうえで言語聴覚士が病棟で摂食・嚥下訓練をすすめていきます。
3.栄養管理に対する取り組み
摂食・嚥下・口腔ケアプロジェクトにて栄養について検討をすすめてきました。
2003年から病棟で週に1回、 医師、看護師、介護福祉士、言語聴覚士、管理栄養士、薬剤師が参加する栄誉カンファレンスの試行を始め、現在は全ての病棟で栄養カンファレンスを行うことで栄養管理、摂食・嚥下障害に対応しています。
2003年から病棟で週に1回、 医師、看護師、介護福祉士、言語聴覚士、管理栄養士、薬剤師が参加する栄誉カンファレンスの試行を始め、現在は全ての病棟で栄養カンファレンスを行うことで栄養管理、摂食・嚥下障害に対応しています。
4.歯科受診・口腔ケアに対する取り組み
回復期リハ病棟が出来る以前から当院では歯科医、歯科衛生士が介入してきました。
誤嚥性肺炎予防に口腔ケアは非常に重要です。入院時には無料で全員に歯科検診を実施しており、必要に応じて歯科治療、義歯作製を行っています。
口腔ケアは歯科衛生士の指導の下、看護師、介護福祉士が実践しています。
誤嚥性肺炎予防に口腔ケアは非常に重要です。入院時には無料で全員に歯科検診を実施しており、必要に応じて歯科治療、義歯作製を行っています。口腔ケアは歯科衛生士の指導の下、看護師、介護福祉士が実践しています。
5.重症患者さんへの取り組み
鶴巻温泉病院回復期リハ病棟は多くの重症患者さんがいらっしゃいます。2008年から成果主義が導入されました。自宅等への退院が60%以上の場合、保険点数の高い回復期リハ病棟1の認可を受けることが出来ます。このため高い診療報酬を維持するために、自宅退院が難しい患者さんが入院を断られることが増えています。
鶴巻温泉病院回復期リハ病棟では、出来るだけ重症の患者さんにもリハビリの機会を提供したいと考え、重症であっても、はじめから自宅退院できない患者さんであっても可能な限り入院を受けるように努力をしています。状態が分からない時には、看護師が急性期病院を訪問し状態を把握するようなことも行っています。
6.リハビリテーションへの取り組み
2010年6月現在、4病棟、206床の運営を行っています。各病棟には理学療法士10、作業療法士8、言語聴覚士3、メディカルソーシャルワーカー3、管理栄養士0.5が投入されています。日曜日を除いて、祝日も訓練を実施していますが(言語、嚥下訓練は平日のみ)、今後は365日の稼動を予定しています。
当院のリハビリテーションは、目的に応じ環境を選択していくという考えを持って行っております。機能のトレーニングが必要であれば訓練室、実際の生活に即したトレーニングが必要であれば病棟、屋外の歩行が必要であれば実際の道路、電車の利用が必要ならば電車、人ごみの中の歩行が必要であれば人ごみの中を実際に歩く等のトレーニングを行っております。
重症患者さんに対しては気管切開が閉鎖できるように、経口摂取が出来るように、関節が硬くならないように、必要以上に体力が低下しないように維持を図り、ベッドからおきても血圧が安定できるように、などを目的にトレーニングをすすめていきます。軽症の患者さんでは前述の通りにより日常生活に即したトレーニング、社会復帰、職場復帰を目指したトレーニングをすすめています。必要な場合には外来通院での対応を行っていますが、今後さらに積極的にすすめていきます。
入院中は余暇時間が多くなります。その時間を有効利用するように専任のレクリエーショントレーナーの介入により、精神機能の向上、余暇時間の有効利用、耐久力の向上を図っています。園芸療法・音楽療法・臨床心理士の介入による精神機能の改善なども行っています。
当院のリハビリテーションは、目的に応じ環境を選択していくという考えを持って行っております。機能のトレーニングが必要であれば訓練室、実際の生活に即したトレーニングが必要であれば病棟、屋外の歩行が必要であれば実際の道路、電車の利用が必要ならば電車、人ごみの中の歩行が必要であれば人ごみの中を実際に歩く等のトレーニングを行っております。重症患者さんに対しては気管切開が閉鎖できるように、経口摂取が出来るように、関節が硬くならないように、必要以上に体力が低下しないように維持を図り、ベッドからおきても血圧が安定できるように、などを目的にトレーニングをすすめていきます。軽症の患者さんでは前述の通りにより日常生活に即したトレーニング、社会復帰、職場復帰を目指したトレーニングをすすめています。必要な場合には外来通院での対応を行っていますが、今後さらに積極的にすすめていきます。
入院中は余暇時間が多くなります。その時間を有効利用するように専任のレクリエーショントレーナーの介入により、精神機能の向上、余暇時間の有効利用、耐久力の向上を図っています。園芸療法・音楽療法・臨床心理士の介入による精神機能の改善なども行っています。
7.在宅応援外来への取り組み
自宅へ退院された患者さんに対して、退院後3ヶ月後に希望に応じて外来でADLの評価をさせていただくことを始めました。回復期リハ適応でなくても、入院で訓練を行った方が良いと判断されたときには入院での訓練をすすめられるように検討しています。
8.医療・看護の取り組み
神経内科専門医、整形外科専門医、泌尿器科専門医、内科専門医などの専門医資格を持った医師が、専門性を生かしながらリハビリテーションを行っています。当院院長、東海大学リハビリテーション科のリハビリテーション専門医のもとリハビリテーションをすすめています。
耳鼻科(月2回)、眼科(月1回)、皮膚科(毎週)、婦人科(月1回)、外科(毎週)の診療が受けられるようにしています。急性期病院での治療が必要なときには、転院していただいて治療を受けた後再入院し訓練をすすめていきます。
褥瘡の発生予防、治療は、アメリカの創傷治療専門会社ミレニア社の指導のもと、褥瘡治療チームが治療を行っています。当院での新規発生は殆どありません。
耳鼻科(月2回)、眼科(月1回)、皮膚科(毎週)、婦人科(月1回)、外科(毎週)の診療が受けられるようにしています。急性期病院での治療が必要なときには、転院していただいて治療を受けた後再入院し訓練をすすめていきます。
褥瘡の発生予防、治療は、アメリカの創傷治療専門会社ミレニア社の指導のもと、褥瘡治療チームが治療を行っています。当院での新規発生は殆どありません。
9.学術的な取り組み
当院は慢性期の民間病院の中でも数少ないリハビリテーション研修施設に認定されています。現在各科の専門医を持つ医師が、リハビリテーション専門医資格も取得するべく研鑽を積んでいます。学会発表、雑誌への執筆、各種研修会講師なども積極的に受けています。
10.認知症に対する取り組み
認知症のために訓練が進まないことも多くあります。認知症で入院を断られることもあります。当院では、認知症看護認定看護師が認知症患者さんに対するアプローチを行っています。認知症で入院をことわられるような患者さんに対しては、看護師、認知症看護認定看護師が急性期病院を訪問することでリハビリテーションが可能かを判断しています。