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スタッフコラム

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パーキンソン病の栄養管理 ~管理栄養士という立場から、患者様の生活をサポートする~

2017年12月

こんにちは。障がい者・難病リハビリ病棟を担当しております、管理栄養士の石田彩乃です。

今回は、パーキンソン病の栄養管理をテーマにお話ししたいと思います。

パーキンソン病は病気の進行とともに現れる「手の震え(不随意運動)や筋肉のこわばり(固縮)」などの特徴的な症状から、通常より多くのエネルギーを消費します。そのため、患者様の中には「運動量は減ったのに痩せてしまった。」「食べる量は変わっていないのに痩せてしまった。」という方が多くいらっしゃいます。

そこで、当病棟では他院で考案された「パーキンソン係数(*)」を参考にしてエネルギー設定を行っています。症状の程度に応じて独自の係数を乗じることにより、エネルギーを補う栄養管理の方法です。

入院期間中は、入院時に設定した必要栄養量が今の症状にあっているか、毎月、神経内科の医師と管理栄養士の2名でパーキンソン病の患者様のもとへ伺い、症状の聞き取り、触診をもとに見直しを行っています。また、体重の変化や食事がどのくらい食べられているかを定期的にみることで、エネルギー消費量とエネルギー摂取量の出納を確認しています。

<神経内科の医師と管理栄養士のラウンドの様子
腕のこわばりの程度を確認している>
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ひとりひとり症状は異なるため、症状の程度をはっきり区別することは難しいです。同じ症状が出ているにもかかわらず、実際に必要な栄養量は異なることが殆どです。

また、パーキンソン病は徐々に進行していく病気です。時間が経てば、必要となるエネルギーの量も変化していきます。同時に、思うように体が動かなくなってしまったり、食べたいように食事が摂れなくなることもあります。疾患が進行していく中で、患者様が望んでいる生活を続られるよう、管理栄養士という立場からこれからもサポートを続けていきたいと思います。




患者様とお祭りに向けて作品作り

2017年11月

障がい者難病リハビリ病棟では、レクリエーションスタッフやボランティアスタッフが、患者様が楽しめるような様々な作業活動を提供しています。作品作りを通して、他者と関わる時間が増えたり、季節感を感じることが出来たり、自分の作った作品を誰かにプレゼントすることで達成感に繋がります。

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今回、コスモス祭という病院のお祭りで患者様の作品を展示・販売したためその内容を報告します。コスモス祭は、当院で年一回開かれるお祭りです。ボランティアによる演目やスタッフによる屋台、患者様が作った作品の販売・展示などを行います。今回、障がい者難病リハビリ病棟では、患者様の作品販売として「タッセル」を作りました。

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「タッセル」とは一般的には房飾りのことを言います。イヤリングやバッグに付けて飾ることができるアクセサリーの一つです。当院では上の写真のようなTシャツヤーン(※Tシャツの布切れや縫い物などで使用する糸を巻いたもの)でタッセルを作りました。2週間をかけて約80個のタッセルを作り、コスモス祭で販売しました。タッセルは当日大人気で今回準備した80個すべて完売しました。タッセルを作った患者様や販売した患者様、みなさん大変喜ばれていました。

今後も変化の少ない入院生活に彩が添えられるよう、様々な作業活動を提供していきたいと思います。

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※写真の掲載につきましては、ご家族・ご本人さまより同意を頂きました

日本難病看護学会について  看護科長 相川 依子

2017年10月

難病に関する団体はいろいろありますが、今回は、日本難病看護学会について紹介させていただきます。

日本難病看護学会認定「難病看護師」

1970年代から医療費助成と研究推進を中心に難病対策を実施してきましたが、難病患者の医療や療養生活の改善のために1979年に「難病看護研究会」として発足しました。それから在宅療養生活におけるヘルパーの吸引問題や入院時のコミュニケーションなど多くの問題に取り組み、厚生労働省へ働きかけ、多くの改革をしてきました。そこには医療職だけでなく患者自身や家族も活動してきました。

1995年に日本難病看護学会として任意団体となり、昨年一般社団法人へ変更しました。その間専門的知識と技術を持った看護師の育成が必要であると検討をしてきました。

日本難病看護学会認定の「難病看護師」は2013年に社会的な要請を受けて創設しました。現在261名の難病看護師が活動しています。

難病看護師は、「所定の課程を修了した者で、難病看護の専門的知識を有して難病患者への直接的ケアと、患者家族に長期的に安全な療養環境を提供でき、保健医療福祉の支援ネットワークの核となって、患者家族への医療サービス提供に包括性と連続性を持たせることができる看護師」と位置付けられています。

鶴巻温泉病院にも難病看護師を増やして、難病患者さんや家族に対して療養生活の充実を図っていきたいと思います。

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第22回日本難病看護学会学術集会

日本難病看護学会では、1年に一回学術集会が開催されています。

去る2017年8月25、26日の2日間、第22回日本難病看護学会学術集会が開催されました。今年度のテーマは「難病看護師の新たな展開~居心地の良い暮らしのために~」でした。難病と診断されて入院又は在宅で療養生活している患者さんたちが、「病人から生活者になる」ための社会との共生について語られていました。

日本難病看護学会は、医療従事者だけでなく療養患者や家族・遺族なども参加しています。発表の途中でも人工呼吸器のアラーム音や吸引の音、口文字盤を読んでいる声が聞こえてきます。

入院生活について ~療養型の病院とは?~

2017年9月

療養型の病院とはどんなところでしょうか?

0.png入院相談でお問い合わせいただくことも多く、病院での生活や療養環境について、イメージが沸かない方もいらっしゃるのではないか...?と感じています。
そこで、少しでも当院の療養環境を知っていただく機会になればと思い、今回は当院の障がい者・難病リハビリ病棟における入院生活の一場面をご紹介いたします。


正面玄関

 病院の入り口です。入院退院専用の駐車場があり、自家用車や介護タクシーを駐車して乗り降りができるスペースがあります。入院当日は入り口で担当者がお待ちしていますので、安心してご来院ください。

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本館1階ロビーには、当院の公式ゆるキャラ「鶴のまきちゃん」がいます。(出張の場合は不在となります)


病棟

障がい者・難病リハビリ病棟には2つの病棟があり、目的に応じて入院病棟が異なります。



■障害者病棟




■特殊疾患病棟


  • ・療養目的の入院:比較的長期間の入院が必要な患者さんが多くいらっしゃいます。

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ロビー:お食事を召し上がったり、日中車椅子に座って過ごされる方がいらっしゃいます。レクリエーション活動を行う時間帯もあります。


リハビリテーション室

 病棟で行うリハビリテーションが中心ですが、リハビリテーション室で行うこともあります。PT(理学療法士)、OT(作業療法士)、ST(言語聴覚士)が在籍しており、お身体の状態を維持していけるよう必要に応じてかかわっています。


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レクリエーション室

 当院では、レクリエーション活動も患者さんのリハビリテーションの一環と位置づけ、積極的に実施しています。カラオケ、手芸、園芸、体操、習字、囲碁、麻雀など様々なプログラムがあり、患者さんに合ったものを選んで参加していただきます。

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足湯

 源泉を使用した温泉です。入院中の患者さんとご家族がご利用いただける施設です。車椅子を使用している患者さんもご利用いただけるよう工夫しています。また院内でペットをお連れして面会できる唯一の空間です。
日々の入院生活の中で患者さん・ご家族が一息つける憩いの場として、季節問わず人気の場所となっています。
(※温泉療法は行っておりませんので、ご了承ください。)


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面会スペース(南館6階サンルーム・本館ロビー)

 面会は毎日11時~20時、365日可能です。ご家族やお知り合いの方がいらした際などにはぜひご利用いただき、ゆっくりと楽しいひと時をお過ごしください。
(患者さんが入院病棟以外の場所へ行かれる際は、医師の許可が必要となります。ご希望がありましたら病棟へご相談ください。)


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 14.png当院では療養型病院として、生活を意識した環境や対応を大切にしています。ご家族や面会される方との交流や団欒、患者さん・ご家族がともに安らげる環境をつくっていけるよう日々努めています。

入院中の生活についてご希望やご不安がありましたら、ソーシャルワーカーや各スタッフへお声かけ下さい。また入院前の見学も承っておりますので、お気軽にご相談ください。


神経難病の治療と病棟の役割|第3診療部長 中島 雅士

2017年8月

 今回のスタッフ・コラムでは、神経難病の治療と、その治療におけるわれわれの障害者・難病リハビリ病棟の役割について説明します。神経難病にはいくつかの種類がありますが、その多くは成人してから発症し、しゃべる、食べる、歩く、排泄する、などの日常生活に必須の機能が徐々に害(そこな)われていきます。

 病気の始まる年齢も疾患によって異なりますが、早くは30歳代から、遅い場合でも60歳代に始まることが多く、日常生活だけではなく、仕事や今後の人生設計についての見直しを迫られます。


初期神経難病の診断と治療

img1.png 神経難病の診断は難しいものではありません。経験を積んだ神経内科医であれば、病気の経過を尋ねること(病歴聴取・問診)と身体所見の診察(神経学的診察)で、たとえ疾患の初期であっても80%以上の確率で診断できます。補助診断として核磁気共鳴画像検査(MRI)、脳代謝・血流検査(PETまたはSPECT)、筋電図、各種自律神経機能検査などがあり、これらの結果を総合して薬物をはじめとする治療方法を選択します。

 しかし、神経難病を患う方々が求めることは、その診断名と治療だけではなく、自分の病気がどのような経過をたどり、その過程で現われてくる障害にどのように対処し、あるいは障害を受け入れてよりよい人生を送っていくことにあると思います。

parkinsons.png 神経難病の中でも頻度の高いパーキンソン病は、手を使う、歩く、しゃべるなどの運動機能が障害されますが、脳内のドパミンという化学物質(神経伝達物質)の働きを増強する薬物、または脳深部電気刺激による運動症状の治療効果が高い疾患です。しかし、これらの治療の開始から10年を経ると、個人差はありますが、脳内のドパミンがつかさどるもう一つの機能であり、ニコチンやコカインへの依存にも関与するドパミン作動性報酬系の影響が強く出て、精神的な抑制が効かなくなることがあります。

 精神的に安定した生活を優先するためには、日常生活の介護依存度が高くなっても薬物の投与量を控えるという治療を選ぶこともできます。


進行期神経難病の療養と治療

 日本の多くの大学病院、総合病院では、神経難病の診断には時間をかけるものの、その後は短時間の外来診察でくすりの種類と量を調整しています。このような診療では、患者とその家族のよりよい生活のために助言し、将来起こりうる重い障害(例えば食べ物が飲み込めない、動くと息苦しい、など)の時期を予測し、それぞれの患者の人生観に重きをおいた医療介入(例えば人工的栄養・水分補給、気管切開、あるいは機械的補助呼吸)の選択または非選択について話し合っていくことはできないでしょう。


img2.png私が1995年から1998年まで勤務していたカナダのブリティッシュ・コロンビア大学/バンクーバー総合病院の筋萎縮性側索硬化症(ALS)クリニックでは、ALSを患う方々の日常診療はかかりつけ医が担当し、3~6ヶ月に一回の外来診察で一人の患者に2時間をかけて、病気の進行状況を問診・診察と筋電図検査で判断します。

 さらに神経難病の登録看護師は、患者の家庭を訪問し、同じ疾患で苦悩する患者またはその家族との出会いを提案することもあります。こうした様々なアプローチを通じて、神経難病を患う方々の自らの意思による延命的医療介入の選択または非選択(どのような延命治療を受けたくないか)を援助していきます。

British Columbia大学 Andrew Eisen教授

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Vancouver総合病院 Clinical Fellow

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お見舞いメールサービス

2017年7月

お見舞いメールサービスはお見舞いメールフォームからご利用いただけます。

お見舞いの方へイメージ写真

当院に入院されている患者さま宛のお見舞いのメール(無料)をお届けいたします。「お見舞いメール送信について」 に記載の事項をご了承の上、ご利用ください。


在宅サポート入院(レスパイト入院)のご利用について

2017年7月

在宅サポート入院(レスパイト入院)を多くの方にご利用頂いています。

下の図は過去3年間、在宅サポート入院(レスパイト入院)をご利用された患者さまの、のべ件数と人数になります。

過去3年間、在宅サポート入院(レスパイト入院)をご利用された患者さまの、のべ件数と人数

下の図は、過去3年間の新規利用者数です。

過去3年間の新規利用者数

2015年からのべ件数が120件を超え、多くの方にご利用頂いています。

初めてご利用される患者さまには事前に自宅訪問を実施しております。出来るだけ不安のないよう入院生活を送って頂くため、取り組んでおります。

神経難病の患者さまの在宅療養を支援するため、スタッフ一同でお待ちしております。

 2階東 病棟科長 加藤 久美子


薬剤科|お薬手帳について

2017年5月

 皆様はお薬手帳をお持ちでしょうか。

 お薬手帳は患者様が使っている薬の名前、飲み方、日数、使用方法などを記録するための手帳です。その他にも副作用歴、アレルギーの有無、過去にかかった病気、体調の変化などについても記入することができます。

 当院へ入院されるとき、現在使われている薬を薬剤科でお預かりしています。その際、お薬手帳も合わせて提示していただけると、今まで患者様が使われてきた薬が経過に沿って把握でき、より患者様1人1人に合わせた薬での治療を行うことができます。また薬の飲み合わせや重複などを確認することで、副作用のリスクを減らし、より安心、安全に薬を使用することができます。


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 当院では退院時に処方された薬について記載されたシールを発行しています。お持ちのお薬手帳に貼って下さい。当院でお薬手帳をご提示いただく以外にも他の病院や薬局にお持ちいただくことも大切です。お薬手帳は病院ごと薬局ごとに持たず、1冊に続けて記録することで効果を発揮します。それはいわば患者様それぞれの薬のカルテになるからです。

 その他にもお薬手帳を持っているといくつかメリットがあります。薬局で市販の薬を購入された場合や日常よく飲まれているサプリメントの名前も記録しておくと、病院や薬局で薬の飲み合わせを確認することができます。また災害時や旅行先で病気になったとき、緊急で病院を受診したときなどお薬手帳があれば、今使っている薬を正確に伝えることができます。


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 さらに診療報酬が改定され、薬局へお薬手帳を持参されると少しだけお支払額が安くなるようになりました(ただし6ヵ月以内に同じ薬局で調剤を受けた場合のみ)。また少しずつではありますが電子化されたお薬手帳の利用も進められています。

 安全で適切な薬での治療が行えるように、ぜひお薬手帳をご活用下さい。

薬剤科ホームページ


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「味がしない」~患者さんの言葉に込められた意味~

2017年5月

2階東病棟に入院されたKさん、当初はご自分で食事を摂ることができず、食事量は通常の半分にまで減っていました。

入れ歯は合わなくなり、歯がなくても食べられる食事形態へ変更せざるをえませんでした。最初の食事はお粥と、細かく刻んだ肉の炒め物とほうれんそうのお浸し。

一口食べて、ひとこと。

「味がしねえな。」

味がしないから食べないと仰り、数口召し上がっただけで食事を終えました。
どのような味付けがお好みか伺うと、「和食を好み、洋食は食べない」とのこと。しかし残された献立は和食。おかずの味付けが薄く感じ、お粥がすすまないのではないかと佃煮を用意しましたが、感想はやはり「味がしない」でした。

「味がしない=塩気が少ない」ではありませんでした。

私はKさんの「味がしない」という言葉の意味について考え、あることに思い至りました。Kさんは農家で、新鮮な野菜や果物を毎日食べておられました。しかし病院の食事は、細かく刻まれ、見た目、香り、食感が全て異なっていました。

Kさんの仰る「味がしない」は「食材本来の味がしない」という意味だったのです。


新鮮野菜


「味がしない」の意味は理解できたものの、Kさんの噛む力、飲み込む力を考えると希望される食事で必要な栄養を摂ることは困難な状況にありました。

そこで、Kさんの食べる力と食の好みに配慮した食事プランを提案。毎日Kさんのもとへ通ううちに、パン粥や缶詰のフルーツなど、甘いものを好んで召し上がっていることに気付きました。Kさんからも「この甘いの、毎食出してよ」との希望が聞かれ、翌日よりキザミ食に甘味をとり入れた食事へ変更し、食事量は徐々に増えていきました。


パンがゆ

(左)パン粥:「パンを千切って牛乳と砂糖で煮たもの。当院では、嚥下食としても提供するため耳を切り落とした食パンを使用しています。」(右)フルーツ缶詰のペースト


入院2ヶ月後には体重が増え、栄養状態も改善されました。何より、ご家族が定期的に自宅農園で採れた野菜を軟らかく調理してもって来てくださることが、Kさんの食べる意欲につながっているのではないかと思います。


お浸し:「青菜のお浸し」とニンニク:「ニンニクの素揚げと自家製味噌」

お浸し:「青菜のお浸し」とニンニク:「ニンニクの素揚げと自家製味噌」


私は、Kさんの「味がしない」という一言を、管理栄養士の視点から「味が薄い」という意味に捉えてしまいました。しかし、生活歴やご本人の今までの食事習慣を理解していくうちに、Kさんが伝えたかった本当の意味を知ることができました。

これからも患者様に寄り添ったケアを続けていくためには、生活習慣や嗜好から患者様の言葉の背景を考え、管理栄養士として"食事のかかわり"につなげていきたいと思います。

栄養科 管理栄養士 石田 彩乃


入院中の外出支援について|医療ソーシャルワーカー

2017年4月

日頃、医療ソーシャルワーカーは、患者様・ご家族より入院中や退院後の不安や困っていることについて相談を受けています。入院は、自宅とは異なる環境での生活となるため、患者様・ご家族が安心してお過ごし頂くことや、入院中に希望することを可能な限り実現したいと思い関わっています。その中で、患者様・ご家族の希望の一つとして、入院中の外出の相談を受けることがあります。


例えばご家族より「長い入院になって外に連れて行ってあげられていない。楽しみを作ってあげたい」という声が聞かれます。

障がい者・難病リハビリ病棟は、医療行為(気管切開・経鼻経管栄養・吸引・呼吸器)や重度の介助を必要とする方が入院されているため、外出を計画する上で様々な準備が必要です。安全に外出して頂けるよう、患者様・ご家族の希望を伺いながら、多職種で連携して支援を行っています。


チーム医療

患者様・ご家族より、こんな相談があります。


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  • ・自宅に一時帰宅したい。
  • ・昔行った思い出の場所に行きたい。
  • ・親戚の集まりがあるから参加したい。
  • ・結婚式に出席したい。
  • ・桜を見に行きたい。

安全に外出して頂くために必要なことをチームで話し合います。


  • ■ 医師
     →全身状態を確認し、外出可能かの許可をします。
  • ■ 看護師・介護福祉士・リハビリスタッフ
     →外出中のケアに関する注意点や必要な介助指導を行います。
  • ■ ソーシャルワーカー
     →介護タクシー等の移動手段の確保、看護師、ヘルパー等(自費)、必要な備品の手配

外出!!


~外出を終えた患者様・ご家族の声~

  • 「気分転換になってよかった」
  • 「自宅前まで行けたから、今度は家の中にも入りたい」
  • 「次はこんな所に行ってみたいな」
gaisyutu01.JPGおかめ桜を鑑賞している様子 gaisyutu02.JPGおかめ桜を鑑賞している様子

病院の前にある、おかめ桜を鑑賞している様子です。病院前のため、外部からのサービスを利用せずに病棟看護師、リハビリスタッフの帯同で実施しました。

外出から帰ってこられた患者様は笑顔で外出の様子をお話されたり、久々の外出で疲れてしまったとお話される方もいます。外出を通して、患者様・ご家族の入院中の楽しみに繋がるよう、サポートをしています。


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