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パーキンソン病の栄養管理 ~管理栄養士という立場から、患者様の生活をサポートする~

2017.12.16

こんにちは。障がい者・難病リハビリ病棟を担当しております、管理栄養士の石田彩乃です。

今回は、パーキンソン病の栄養管理をテーマにお話ししたいと思います。

パーキンソン病は病気の進行とともに現れる「手の震え(不随意運動)や筋肉のこわばり(固縮)」などの特徴的な症状から、通常より多くのエネルギーを消費します。そのため、患者様の中には「運動量は減ったのに痩せてしまった。」「食べる量は変わっていないのに痩せてしまった。」という方が多くいらっしゃいます。

そこで、当病棟では他院で考案された「パーキンソン係数(*)」を参考にしてエネルギー設定を行っています。症状の程度に応じて独自の係数を乗じることにより、エネルギーを補う栄養管理の方法です。

入院期間中は、入院時に設定した必要栄養量が今の症状にあっているか、毎月、神経内科の医師と管理栄養士の2名でパーキンソン病の患者様のもとへ伺い、症状の聞き取り、触診をもとに見直しを行っています。また、体重の変化や食事がどのくらい食べられているかを定期的にみることで、エネルギー消費量とエネルギー摂取量の出納を確認しています。

<神経内科の医師と管理栄養士のラウンドの様子
腕のこわばりの程度を確認している>
201712-1.jpg

ひとりひとり症状は異なるため、症状の程度をはっきり区別することは難しいです。同じ症状が出ているにもかかわらず、実際に必要な栄養量は異なることが殆どです。

また、パーキンソン病は徐々に進行していく病気です。時間が経てば、必要となるエネルギーの量も変化していきます。同時に、思うように体が動かなくなってしまったり、食べたいように食事が摂れなくなることもあります。疾患が進行していく中で、患者様が望んでいる生活を続られるよう、管理栄養士という立場からこれからもサポートを続けていきたいと思います。




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